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品川デンタルケアクリニックブログ
インプラント
2023/11/06

インプラントとは?メリット・デメリット、手術方法を解説

インプラントとは?最新の治療法と選ぶべきクリニックのポイントを詳しく解説

インプラント治療とは、虫歯や歯周病で歯が無くなってしまった、入れ歯が合わず物が挟まりやすく食べにくい、自分の歯と同じように食事がしたい、そのようなお悩みに対してアプローチできる治療です。
このコラムではインプラントの手術方法や治療期間、インプラントのメリットやデメリット、クリニックを選ぶ時のポイントを20年以上インプラント治療を行ってきた歯科医師が詳しく解説します。

インプラントとは

インプラントとは

インプラントとは、歯科治療の一つで虫歯や歯周病で自分の歯が抜け落ちた部分に人工(チタン製)の歯根をアゴ骨に埋入して、その上にセラミックなどでできた人工の義歯を取り付ける治療方法です。
保険診療では取り扱えず、自費での治療になるため費用が高額になりやすい特徴があります。
また、インプラントとは人工歯根の本体部分のことを指します。

インプラントのメリット5選

  • 周りの歯に負担かけない
  • 日常的なケアが簡単
  • 見た目に違和感のない審美性
  • 本物歯と同じような感覚で咀嚼できる
  • 長く使える

周りの歯に負担かけない

インプラントはブリッジや部分入れ歯と比べて、周囲の歯に負担をかけることが少ないのはご存じでしょうか。ブリッジの場合は健康な両隣の歯を削らなくてはなりません。ブリッジをした部分には物が挟まりやすく、磨き残しがあると歯周病やブリッジ周辺の歯に虫歯ができてしまう恐れがあります。

一方で部分入れ歯の場合は周りの歯にバネをかける必要があります。バネを引っかけた歯には断続的に負荷が加わります。負荷が加わった歯は徐々にぐらつきが生じ、結果として抜けてしまう恐れがあり余計に歯を失ってしまうリスクがあります。

インプラントは周りの歯を削ることや負荷を加えることはない為、負担をかけず長期的にご自身の歯を維持することにも繫がります。

日常的なケアが簡単

インプラントは本物の歯と同じようにしっかりと固定されるので、ご自宅でのケアは自分の歯と同じように歯みがきをするだけで済みます。入れ歯のように取り外して洗浄し、消毒するようなことはありません。ただしインプラントをした部分に歯周病が発生すると、インプラント周囲炎を招くおそれがあるため歯科医院でのメンテナンスが必要です。インプラント周囲炎になると骨吸収が急速に進み、気が付いた時には膿がたまりインプラントが最悪抜けてしまう恐れも考えられます。
定期的な歯科医院でのメンテナンスは必ずおこないましょう。

見た目に違和感がない

保険診療の場合、ブリッジには銀歯を使われたり、入れ歯の金属部分や歯肉部分はプラスチックだったりと見た目の違和感がどうしても目立ってしまいます。また入れ歯は顔の筋肉や骨、歯茎が衰え、老けた印象を招く原因になります。 インプラントの場合はセラミック素材の人工歯を使うことがほとんどなので、歯の色を周囲の色に合わせたり、より白くしたりと細かく指定することが可能です。また本物の歯と同じような歯根の役割を果たすので、骨や歯茎の衰えを防ぎ、若々しい口元を保つことにも繋がります。

自分の歯と同じように食事ができる

インプラントは咀嚼についてもブリッジや入れ歯と比べると大きな違いがあります。ブリッジや入れ歯は力を入れて噛むことが難しく、食べかすが挟まりやすいなどのデメリットがあります。特に入れ歯は噛んだ時に外れたり、痛みが生じたりし食事を楽しめない方も多くいらっしゃいます。
インプラントは入れ歯のように外れることはありません。自分の歯のようにしっかりと噛むことができるので、「食事を楽しみたい」、「しっかりと咀嚼したい」とういう理由で入れ歯からインプラントにする方も多くいらっしゃいます。

長く使える

インプラントには生体親和性の高いチタンやチタン合金と呼ばれる素材で作られており、一般的な寿命は10年~15年とされていますが、メンテナンスをしっかりと行っていればより長い期間維持する事ができます。当院で取り扱っているストローマン社製インプラントも10年後の生存率は98.8%と高い数値となっており、ストローマン社の公式サイトにて公開されております。(科学的エビデンスが示す高い信頼性:https://straumannpartners.jp/medical/reason/trust/

それに対しブリッジや入れ歯の寿命は7年~8年、保険の入れ歯は3年~5年が目処とされています。

インプラントのデメリット3選

インプラント治療を検討する上で、デメリットについても考えなくてはなりません。ここではインプラントのデメリットを3つご紹介します。

  • 自由診療のため高額
  • 治療期間が比較的長い
  • 麻酔が必要となる手術である

自費診療のため高額

インプラントのデメリットで一番懸念されるのはその費用の高さです。 インプラント治療は高額で保険診療では扱えない為、全額自費負担となってしまいます。 自由診療のため料金設定は各クリニックによって異なります。またインプラントといっても使用するインプラントのメーカーやインプラントの上に取り付ける人工歯の種類によっても価格が上下してしまいます。 いくつかの歯科で見積もりを取り、カウンセリングを受けてご自身が納得してインプラント治療を受けることが大切です。

分割やデンタルローンの活用

インプラント治療を行っている多くの歯科では、クレジットカードによる分割払いやデンタルローン(医療ローン)を組むことが可能です。
また、当院のデンタルローンは金利手数料が無料で月額無理のない範囲でお支払いいただくこともできます。

医療費控除について

高額なインプラント治療ですが、実は医療費控除の対象になります。
課税される所得に応じて還付される金額は異なりますが、年収(総所得金額)400万円の方でインプラント治療費が30万円であった場合は約4万円が戻ってくる仕組みです。※医療費控除の手続きはご自身で行っていただく必要がございます。詳しくは国税庁(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/iryouhikoujo.htm)などのホームページをご確認ください。

治療期間が比較的長い

ブリッジや入れ歯の治療は1~2ヶ月程度で終了しますが、インプラントの場合はアゴ骨にインプラントが固定されるまである程度の時間がかかります。しっかりと固定されてしていることが確認できた後に、セラミックの人工歯を被せることが可能になります。治療する範囲や本数などによっても個人差はありますが、早い人で3ヶ月、遅い人で1年程度かかる場合もございます。また近年では技術が進み、当院で取り扱っているストローマン社製のインプラントでは最短で2ヶ月と1週間程度で治療が終了することも可能になってきました。

麻酔が必要となる手術である

インプラントは、歯茎を切開し顎の骨にドリルを使って人工的な穴を開けるため、手術の際には必ず麻酔をする必要があります。

多くの歯科医院では、表面麻酔や笑気麻酔、部分麻酔、全身麻酔を使って手術をします。そのため手術を受けるときは身体が健康である必要があります。妊娠をされている方、基礎疾患や持病がある方は受けられない可能性もあるので、事前に歯科医師やかかりつけ医にご相談ください。

インプラントの基本的な手術方法

  • 1回法
  • 2回法

1回法

歯ぐきを切る外科手術を1回で済ます治療方法です。 1回法は歯ぐきを切開し、骨を露出させインプラント体(ワンピースタイプ)を埋入します。埋入後は縫合せず、ヒーリングキャップと呼ばれるチタン製の蓋をして露出させておきます。アゴ骨にインプラントが固定したらキャップを外し、人工歯を取り付けます。 メリットとしては1回しか切開をしないため体への負担が少ないことや、インプラントの部品が1つ少ないので費用が抑えられることなどが挙げられます。 デメリットとしては細菌感染のリスクが高いこと、顎の骨が足りない場合は1回法では治療できないことがあります。

2回法

歯茎を切開する外科手術を2回おこなう治療方法です。 2回法は歯茎を切開し骨を露出させ、インプラント体(2ピースタイプ)を埋入します。その後、1度縫合しインプラントが露出しないようにします。縫合した糸は1週間後に抜糸をします。その後はインプラントと骨がしっかり固定するまで待ち、確認ができたら2回目の歯茎の切開をし、インプラントを露出させます。 インプラントにアバットメントを装着し、人工歯を取り付けます。 メリットとしては1回法と比べ感染症のリスクが少ないこと、増骨の処置ができるので骨が足りない方にもインプラント治療が可能になります。デメリットとしては2回歯ぐきを切開する必要があるので身体的負担がかかります。

インプラント治療の注意点

  • ほとんどのクリニックで年齢制限がある
  • 金属アレルギーがある人は検査が推奨される
  • 喫煙者は非喫煙者よりも術後の治りが遅くなる可能性がある

ほとんどのクリニックで年齢制限がある

顔は20歳前後まで成長します。よって未成年者の場合、顎の骨がインプラント治療中に成長してしまい最初にインプラントを埋入する位置からずれてしまう恐れがあるためインプラントが受けられないクリニックが多くあります。 また、年齢の上限は設けていないクリニックがほとんどですが、ご高齢の場合は手術を受けられる体力があるのか、持病がないか、インプラントを埋入した際に顎の骨が耐えられるかなど総合的に勘案しインプラントができないと判断されることもあります。 インプラントの治療が受けられるか歯科医師によく相談いたしましょう。

金属アレルギーがある人は検査が推奨される

インプラントに使われる金属はチタンを使うことがほとんどです。チタンは人工関節などにも使われており生体親和性が高い素材です。アレルギーを起こすことは少ないとされていますが、稀にチタンアレルギーをお持ちの方もいらっしゃるので、 金属アレルギーをお持ちの方はインプラント治療をする前に歯科医師にご相談ください。皮膚科でパッチテストなどのアレルギー検査を行いインプラント治療に臨みましょう。

喫煙者は非喫煙者よりも術後の治りが遅くなる可能性がある

タバコを吸っているとインプラント治療に影響をあたえてしまうことがあります。 一つ目はタバコに含まれているニコチンには血管を収縮させる作用があります。血管が収縮してしまうと血流が悪くなり傷口の治りが悪くなります。 またニコチンには骨の代謝を妨げる作用もあり結果としてインプラントと骨の結合を妨げ定着せずに脱落することも考えられます。実際に日本歯周病学会の論文データで「インプラント治療の全体における失敗率は 2% 程度であり喫煙者 での失敗率は 4% と 2 倍であった。」と公表されております。 ※1日本歯周病学会:喫煙の歯周組織に対する影響(https://www.perio.jp/file/position_tissue.pdf) 二つ目はインプラント周囲炎のリスクが高まることです。ニコチンの血管の収縮作用で免疫力を下げてしまう恐れもあります。免疫力が下がると細菌性のプラーク活発になり骨を溶かしやすくしてしまいます。またインプラント周囲炎は自覚症状がないため、気付いた時にはインプラントがとれてしまうことも考えられます。 インプラント長く健やかに保つには喫煙は控えましょう。

「インプラントとは」のまとめ

インプラントは自費診療で高額ではあるものの、周囲の歯に影響を与えず、日常のケアが簡単で、入れ歯よりも咀嚼しやすいといったさまざまなメリットがあります。これ以上自分の歯を失いたくない場合や歯の見た目を整えたい方には、有力な選択肢といえるでしょう。まずはインプラント治療を行っているクリニックに行きカウンセリングを受けてみましょう。

 

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監修歯科医師紹介

このページは歯科医師免許を取得した品川デンタルケアクリニックの歯科医師が監修をおこなっております。品川デンタルケアクリニックには日本口腔インプラント学会所属の村井医師をはじめ歯科医師歴20年以上、口腔外科経験のある医師が在籍しております。

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品川院 院長
村井 東俊 医師

資格・認定医
カリエスプロ(カリソルブ療法)・ぺリオプロ(ペリソルブ療法) 認定医/イエテボリ大学日本スクーリング修了/日本口腔インプラント学会/日本美容外科学会

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品川院
久道 聡 医師

資格・認定医
デンマット社日本代理店トータルヘルスコンサルティング認定医(LUMINEERS、SnapOnSmile)/日本デジタル歯科学会/日本美容外科学会

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梅田院 院長
松岡 千恵子 医師

資格・認定医
デンマット社日本代理店トータルヘルスコンサルティング認定医(LUMINEERS、SnapOnSmile)/日本美容外科学会

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